だんだんとおもとの趣味者さんが増えてきました。
入門品種から高級品まで楽しむ方が大勢見えます。
引越しおもとや、お正月の生け花でも使われるおもと。
そのおもとは、観葉植物として『緑の宝石』のように楽しまれています。
徳川家康がお宮参りをした岡崎 六所神社
おもとの彫刻
引越しおもと
おもと(万年青)は、めでたい植物、不老長寿の縁起のよい植物といわれています。
 
 
先日、お客様が新築されるということで、庭師さんに庭を作ってもらっていました。
その庭師さんに、北東と南西の方角におもとを置くとよい、と言われ、
私どもに引越しおもとの連絡がありました。
昔からのことをしっている庭師さんだと、
引越しの際におもとを植えたり、置いて
その土地が安泰であるように願うそうです。
確かに、古いお寺にもおもとがよく植わっていたり、
久能山東照宮や、六所神社、地主神社などのようにおもとの彫物があったりと、土地を治める霊草としても大切にされてきました。
 
 
 
お客様のお写真より
 
イメージ 1
 
「英彦山神宮」(田川群添田町)の拝殿正面
おもとの彫刻
九州のS様よりお写真お借りしました
 
福岡県にある英彦山神宮(ひこさんじんぐう)は、国指定の重要文化財にもなっている古来よりの霊山です。
 
英彦山神宮奉幣殿 元和2年(1616年) - 細川忠興による再建。入母屋造り、こけら葺き。
 
 
拝殿正面に、素晴らしいおもとの彫刻があります。
堂々とした葉姿に、赤い実が美しいですね。
久能山東照宮では、正面裏におもとの彫刻がありました。
 
S様によると、
宮司さん曰く、常に変わらぬ「青葉」で永遠に続くと云う
意味相だそうです、わざと虫に食われた葉を再現しています。
 
 
古来より伝わる英彦山神宮のように、
おもとの彫刻のある寺社仏閣が全国にあると思います。
それぞれ、永遠に続く青葉だったり、土地を治める、といったことからおもとを彫ってあります。
もしお近くにおもとの彫刻のある寺社仏閣ございましたら、
是非ともご連絡ください。
おもとのより深い歴史が分かってくるはずです。
 
 
静岡 久能山東照宮 1617年元和3年)建立
愛知 六所神社  寛永11年(1634年)から同13年にかけて徳川家光の命で
福岡 英彦山神宮  元和2年(1616年) - 細川忠興による再建
京都 北野天満宮 地主神社  北野天満宮の創建以前からの地主の神で、境内でもっとも古い社
(私たちが知った順)
 
どれも、1600年代前半に建てられたものが多いですね。
おもとの彫刻がもっと見つかると面白いですね。
 
 
 
 
 
 
以下のサイトを参考にさせて頂きました。
英彦山神宮
 
英彦山神宮 wiki
福岡県田川郡添田町大字英彦山1
おもとの品種の中で唯一、その品種だけで本になっており、
今も新しい系統が現れ、話題の尽きない品種です。
本 『根岸松の図』物語
おもと(万年青)の育て方
萬年青の栽培
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こちらで立ち読み出来ます
趣味の山野草 栃の葉書房
http://www.tochinoha-shobo.com/sanyaso/sanyaso_top.html
《山野草マニアックス vol.26》 別冊 趣味の山野草
出版社 栃の葉書房
P93から102まで 豊明園 水野雅章
おもと協会青木会長 久能山東照宮
静岡おもと大会 新潟赤塚おもと美術品評会
【太陽】水野豊隆
趣味の山野草 栃の葉書房
http://www.tochinoha-shobo.com/sanyaso/sanyaso_top.html
引越しおもと
おもと(万年青)は、めでたい植物、不老長寿の縁起のよい植物といわれています。慶長11年、徳川家康公が各大名に江戸城の普請役を行なわせ、その造成成るとともに入城しました、入城に際し家康は愛知県三河の国長沢村の長島長兵衛から贈られた、斑入りのおもと3鉢を抱え入城しおもとを床の間に飾り徳川300年の繁栄を築いたという古事が広く知られています

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